看護師が透析センターで働くメリット

素早く診断し適切な治療が行えるよう、様々な診療科があります。そのため、一口に看護師と言っても、診察科や病院の特徴などによって看護師の仕事内容や求められるスキルは変わってきます。
なかでも透析看護には、通常の看護とは違った特徴や勤務体系があります。やりがいを感じながら同じ仕事を長く続けていくためには、自分に合った診療科目で働くことが大切です。

透析センターで働くメリットは、一人ひとりの患者とじっくり付き合えるところです。
透析とは、失われた腎臓の働きの一部を人工的に補う治療法です。この透析療法は腎機能を回復させる治療法ではないため、腎臓移植や在宅透析などをしないかぎり、患者は病院に通い続けることになります。
そのため患者が入れ替わることはほとんどなく、看護師は同じ患者と長く付き合い、継続した看護を行っていくことになります。そのため人と接するのが好きだったり、コミュニケーション能力に長けていて仲良くなるのが得意だったりする人は、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。

透析は専門性に特化した業務なので、看護師には専門的な知識と技術が求められます。
透析看護認定看護師や慢性腎臓病療養指導看護師の資格を取得すれば、さらにエキスパートとしてスキルアップを目指すことができます。このように透析センターは専門的な知識と技術があるほど看護師として活躍できる職場なので、キャリアアップを望む人に向いていると言えるでしょう。