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人工透析クリニックで働く看護師の仕事内容

人工透析とは、腎臓の機能が低下または停止して自力で血液から老廃物を除去することが困難になった患者の血液を、透析機器により人工的に濾過する医療行為のことです。人工透析は週に数回程度行う必要があり、透析患者は頻繁に人工透析クリニックや透析センターなどに通わなければなりません。

人工透析クリニックでは、人工透析のスキルを持つ看護師が勤務しています。
透析にかかわる看護師の仕事は、主に患者の腕などに穿刺して血液濾過の装置に繋ぐことです。穿刺とは、血管に注射針を刺すことを意味します。
一般的に血管が浮き上がっていない患者の血管に針を刺すことは容易ではないのですが、透析患者の場合は頻繁に穿刺しているため血管が太く浮き上がっており、穿刺もさほど困難ではありません。
ただし、穿刺を繰り返すことにより、新たに針を刺す部位を探さなければならないこともあり、やはり看護師は一定レベルの穿刺のスキルを身につけることが必要だと言えるでしょう。

また、患者の体内水分量や体重を計測して除水量の数値を透析機器に入力することも、看護師の重要な役割です。その日の体調により、患者の体内に循環させる量が異なるためです。
透析中に患者の容態が深刻化することは稀ですが、看護師は患者の容態変化についても透析中に注視しなければなりません。

人工透析クリニックの多くは完全予約制であり、夜勤や超過勤務も滅多になく原則として定時に退勤できます。さらに、透析クリニックに勤める看護師の給与も比較的高く、看護師には人気の職場だと言われています。